3.11の支援に恩返しを…気仙沼の和菓子屋「いさみや」がクラウドファンディングで輪島塗生産者を支援
3.11の被災地である宮城県気仙沼の老舗菓子店「御菓子司いさみや」は、令和6年能登半島地震で壊滅的な被害を受けながらも、ピンチをチャンスに変えようと世界に向けて輪島塗を発信しようとしている「田谷漆器店」へ事務所再建のための支援金を送るため、クラウドファンディング(CAMPFIRE)にチャレンジする。
「御菓子司いさみや」は、昭和22年の創業から気仙沼本吉の地で変わらずお菓子を作り続けている。看板商品の「名代大島まんぢゅう」は、気仙沼の名物まんぢゅうとして地域の人々に愛されてきた。そんな同店の代表取締役である畠山憲之さんにとって、正月早々テレビで目にした闇の中で火の海となる輪島市の映像は、自らが暮らす気仙沼を襲った3.11を彷彿とさせる映像だった。
そのような中、畠山さんが奥様と知り合うきっかけとなった石川県の友人、日本舞踊紫派藤間流の藤間信乃輔さんが、金沢から輪島塗の生産者を支援していることを知った。輪島塗の生産者は、漆器を作る工房も全壊してしまい、非常に厳しい状況に置かれている。これまでの支援に恩返しするのは今しかないと考え、今回のプロジェクトの立ち上げに至った。
《プロジェクトページまとめ》
◾️クラウドファンディング(CAMPFIRE)公開ページ
https://camp-fire.jp/projects/736576/preview?token=2rs01gui&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_preview
※支援先:株式会社田谷漆器店
〒928-0011 石川県輪島市杉平町蝦夷穴55-6
https://www.wajimanuri.co.jp/
◾️実施スケジュール
2月上旬 クラウドファンディングスタート
2月下旬 クラウドファンディング終了
3月 輪島塗の生産者、(株)田谷漆器店へ寄付を実行