宮城県やNTT東日本などが共同でビジネスパーソンを対象に仕事中のカフェインコントロールの有用性に関する実証実験を開始

 ストーリーライン株式会社(東京都中央区)は、宮城県およびNTT東日本と連携し、ビジネスパーソンを対象としたカフェインコントロールに関する実証実験を2024年12月2日から12月13日まで実施予定だ。

宮城県やNTT東日本などが共同でビジネスパーソンを対象に仕事中のカフェインコントロールの有用性に関する実証実験を開始

同実証実験が行われた背景には、宮城県が設立したスタートアップ企業支援組織である「テック系スタートアップ・サポートコンソーシアム宮城(略称:テクスタ宮城)」へストーリーラインが支援対象企業として加入し、テクスタ宮城が開催した支援対象企業の課題解決を目指すワークショップにてストーリーライン・NTT東日本・宮城県の3者が連携したことがきっかけだ。

ストーリーラインが提供する「CHOOZE COFFEE for BIZ」の拡大へ向けた取り組みとして実証実験をスタートした。この実験により、健康経営が注目される中、カフェイン摂取をより効果的に管理するための指針を提供することを目指す。

同実証実験では、12月2日から12月13日までの期間中にビジネスパーソンを中心とする対象者にストーリーラインが提供するコーヒーを1日4杯飲んでもらい、体調や気分、睡眠状態を毎日記録する。また、カフェインを摂取しない2日間のインターバル期間を設け、心身の変化を比較する。

実施に伴い3者の役割として、ストーリーラインは実証内容の企画、モニターへのコーヒー提供、アンケートの準備と集計を担当。宮城県はモニターによる実証実施やアンケート回答、NTT東日本はプロジェクトの管理やAIを活用したアンケート結果のデータ分析を行う。実証実験の結果については、2024年度内に3者から発表予定だ。

今後の展望として、ストーリーラインは企業向けサービス「CHOOZE COFFEE for BIZ」の拡大に向け、今回の実証結果を基に企業の健康経営のさらなる推進を、宮城県は実証実験への協力を通じて得た知見を活用し、「テクスタ宮城」の機能を最大限に活かしてスタートアップ企業の成長の支援を継続することを、NTT東日本は実証実験から得られたデータを基に、ストーリーラインと連携して事業拡大ならびに地域と協力し、データドリブンな健康づくり事業を推進することを挙げている。

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