気仙沼の漁網をデザインタイルに!クラフトビール店舗のインテリアに初導入
「漁具から、価値の常識をひっくり返す。」をミッションに廃漁網の回収・リサイクルに取り組むamu株式会社(宮城県気仙沼市)は、気仙沼産の廃漁網などを活用したデザインタイル「amuca®︎タイル」を店舗のインテリアとして初めて提供した。
提供したのは気仙沼市のブルワリーBLACK TIDE BREWING(BTB)の直営店「BLACK TIDE BREWING – SENDAI」(宮城県仙台市青葉区)。タイルは気仙沼の廃漁網や酒蔵から出た日本酒の瓶を原料とし、店舗の壁材として活用されている。両社はともに気仙沼発の会社で、地域を大事にしたいという共通の思いから今回のコラボレーションが実現した。
amu株式会社は2023年に設立した廃漁網アップサイクルベンチャー。「amuca®︎タイル」は難処理プラスチックを粉砕して材料の一部に使用したデザインタイルで、これまでリサイクルが難しかった漁網やブイ、ロープなどを材料に、漁具ならではの色や風合いを表現できる。今回提供されたタイルは気仙沼で使用され、廃棄される予定だった漁網をタイルの原料に使用している。
BTBは東日本大震災の復興の一助になればという思いで設立されたマイクロブルワリーで、「クラフトビールによるコミュニティーづくり」を掲げ、気仙沼からクラフトビールを発信している。「BLACK TIDE BREWING – SENDAI」は今年1月25日にオープンした。