東北新幹線に再生可能エネルギー由来の電力導入|東北電力など4社がオフサイトPPAで協業

 東北電力株式会社(宮城県仙台市青葉区)は、2025年5月より、オフサイト型コーポレートPPAを通じて、再生可能エネルギー由来の電力を東北新幹線運転用電力の一部として順次導入すると発表した。

東北新幹線に再生可能エネルギー由来の電力導入|東北電力など4社がオフサイトPPAで協業

PPA(Power Purchase Agreement)は、発電事業者や小売電気事業者と、電力の使用者である需要家との間で行われる、再生可能エネルギーの発電・売買を行う契約。オフサイト型とは、電力を利用する場から離れた敷地に発電設備を設置する仕組みを指す。

同契約には、東北電力株式会社と、東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区)、三菱HCキャピタルエナジー株式会社(東京都千代田区)、株式会社久保田本店(宮城県仙台市青葉区)の4社が参画。三菱HCキャピタルエナジー株式会社が100%出資する宮床メガソーラー発電合同会社および株式会社久保田本店の太陽光発電所で発電した電力を、東北電力株式会社が東北新幹線の運転用変電所に供給する。

この取り組みによる鉄道向けの再生可能エネルギー由来の電力供給は、東北エリアで最大規模となる見込み。

また、東北電力株式会社と東日本旅客鉄道株式会社によるオフサイト型コーポレートPPAは今回で3件目となり、再生可能エネルギー発電所の出力規模は累計で59,800kWに達する。

4社では、再生可能エネルギーの有効活用により、カーボンニュートラル社会の実現に貢献することを目指すという。

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