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「浪江から。豊かな未来をつくる。」 JR東日本ローカルスタートアップファンド×スタートアップ企業が農水産イノベーション拠点「浪江未来ファーム株式会社」設立

 JR東日本ローカルスタートアップ投資事業有限責任組合(東京都港区)、株式会社プラントフォーム(新潟県長岡市)、および株式会社ARK(神奈川県平塚市)は、福島県浪江町における地域産業の創出と持続可能な地域社会の実現を目的に、新会社「浪江未来ファーム株式会社」を設立した。

「浪江から。豊かな未来をつくる。」 JR東日本ローカルスタートアップファンド×スタートアップ企業が農水産イノベーション拠点「浪江未来ファーム株式会社」設立

同社は、プラントフォームが有する魚の養殖(アクアカルチャー)と水耕栽培(ハイドロポニックス)を組み合わせた持続可能な農業手法であるアクアポニックス技術と、ARKの陸上養殖技術を融合し、農水産物の統合生産を推進。循環型社会の実現と地域雇用の創出を目指し、一次産業を核とした地産地消および地域交流拠点の形成に取り組む。

また同社は、浪江町で開催される伝統ある秋祭り「十日市祭」に出店し、浪江駅で育てた“クエタマ”(※クエとタマカイを交配したハイブリッド魚)などの初出荷商品を販売。将来的には、食育・観光・雇用を組み合わせた新たな地域経済圏の形成を目指し、「地域共創」の実践モデルとしての展開を見据えている。

同社設立の背景には、福島県浪江町が、東日本大震災および原発事故を経て、いまも「再び産業が芽吹く町」への挑戦を続けている現実がある。また、かつて避難を余儀なくされた町は、避難指示の解除後、着実に人々の帰還と地域産業の再興が進み、持続可能な地域づくりと産業の再構築に取り組んでいる。

地域の新たな可能性を切り開くべく、LSUPファンドとスタートアップ企業が連携し、浪江町において持続可能な一次産業の新しいモデルづくりに挑んでいくことが、同社設立の目的である。

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