“ちがい”を力に変える組織づくり探求へ!ヘラルボニーが「HERALBONY ACADEMY」を創設

 株式会社ヘラルボニー(岩手県盛岡市)は、新たな知の拠点「HERALBONY ACADEMY(ヘラルボニーアカデミー)」を創設した。これまで約40団体・2,000名以上に提供してきた体験型DE&Iプログラムの実践知をもとに、大学との共同研究も視野に入れながら、企業や自治体、教育機関などにおける“ちがい”を力に変える組織づくりを探求する。

“ちがい”を力に変える組織づくり探求へ!ヘラルボニーが「HERALBONY ACADEMY」を創設

8月20日には、株式会社MIMIGURI(東京都文京区)のアートエデュケーター臼井隆志氏を迎えたトークイベントと、オリジナルカードゲーム型ワークショップの先行体験会を開催予定。“ちがい”を起点とした組織づくりに関心のある人事・組織開発・DE&I推進の担当者を主な対象とし、実践と対話を通じて新たな視点を得られる場となることを目指すという。

アカデミーは「80億人がちがいを面白がれるほうの世界へ。」というビジョンのもと設立。研修プログラムの提供、大学との共同研究を通じた実践知の体系化と発信、ちがいを面白がれる教育機会の提供を3つの柱として運営する。

アカデミー創設の背景には、ヘラルボニーが2年間にわたり蓄積してきた実践経験がある。統括責任者の神紀子氏は、welfare事業部の立ち上げから2年間での困難と感動の経験を踏まえ、「“ちがう”ということ、それは決して簡単ではない。そして同時に、“それこそが人生を豊かにしてくれる”ということを強く実感した」と振り返る。

コンテンツ開発者の菊永ふみ氏はろう者として、聴者が多数を占める職場で手話を使って働く中で自身の「ちがい」と向き合い続けてきた。同氏は「葛藤や痛みを抱えながらも、誰かと出会い、語り合い、考え続ける。その積み重ねの先に、社会は少しずつ変わっていく」と語る。

アカデミーでは「FUNclusion(ファンクルージョン)」をコンセプトにした体験型DE&I研修プログラムとして、オリジナルカードゲーム型プログラム「PEACE」の提供を開始。ヘラルボニーの契約作家・笠原鉄平氏による描き下ろしアートを使用し、「見えない」「聴こえない」といったマイノリティの感覚をゲーム形式で体験できる設計となっている。これまでの体験型DE&Iプログラムは「人生で受けた中で一番いい研修だった」といった高い評価を得ている。

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