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東北でも学生の地元離れ マイナビ「2020卒 大学生Uターン・地元就職に関する調査」を発表

 株式会社マイナビ(東京都千代田区)は28日、「2020年卒 マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査」の結果を発表した。

 発表によると、回答者が卒業した高校の所在地と最も働きたい都道府県の一致率(地元就職希望率)は全国平均で49.8%。2012年の調査開始以来初めて5割を下回った。

 エリア別にみると、2012年と比べて最も地元就職希望率の減少が大きかったのは「東北」で、2012年の76.7%から51%と25.7ポイント減少した。その他に減少幅が大きかったエリアは、「四国」(43.9%、19.7ポイント減)、「中国」(53.1%、18.9ポイント減)だった。

 地元の大学に進学した学生の地元就職希望率は全体で69.4%となり、前年から2.3ポイントの減少。地元外の大学に進学した学生も33.4%と0.4ポイント減少した。いずれも3年連続で減少しており、人手不足を背景とした売り手市場のもと、学生の都市部志向の高まりがうかがわれる結果となった。

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地元就職率の推移(マイナビ調べ)

 

 東北地方の調査では、地元の大学へ進学した学生の地元就職希望率が68.4%で、前年と比べて1.3ポイント増加していたが、地元外の大学へ進学した学生は26.0%と前年より5ポイント減少。地元外の大学へ進学した学生の地元離れが進んでいる。

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エリア別地元就職率の推移 上から北海道・東北・関東(マイナビ調べ)

 

 地元外に進学した学生へ聞いた「地元企業への就職活動で最も障害と感じていること」では、「地元までの交通費」が26.0%と最も高く、次いで「地元までの距離・時間」が14.4%、「やりたい仕事がない」が13.3%、「地元の企業の数が少ない」が10.8%となっており、就職活動で地元に戻る金銭・時間の確保や魅力的な職場の有無がネックとなっている。

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地元外進学者に聞いた地元企業への就職活動で最も障害に感じていること(マイナビ調べ)

 

 学生が考える地元就職を増やすアイデアでは、「都会でもUターン学生向け地元企業の説明会を積極的に行う」「WEB説明会やWEB面接などを増やして距離の制限なく就職活動できるようにする」「交通費の補助」といった意見のほか、「地元のインターンシップイベントを開催していく」「高校でのキャリア教育で、地元企業の人と交流する機会を設ける」といった意見が見られた。 

 同社は、WEBセミナーやWEB面接など、距離の制限なく就職活動をできる環境整備が重要なポイントになりそうだとしている。

 今回の調査はマイナビ2020の会員を対象にWEBDMで実施。有効回答数は7734名で、調査期間は2019年3月20日~4月7日だった。

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