PE-BANK、エンジニアの「自身の仕事と働き方に関するインターネット調査」結果を発表 エリア別仕事満足度ランキングで東北が3位
ITエンジニアの新しい働き方を提案する株式会社PE-BANK(東京都港区)は、「自身の仕事と働き方に関するインターネット調査」の結果を公開した。調査対象は、エンジニアとして働く全国の20~60代(有効回答数:864人、調査実施:2019年3月)。
「自分の仕事に対する満足度」を問う設問では、「エージェントを活用するフリーランス」の満足度が最も高いという結果になった(51%)。同社によれば、エージェントを使うことでプライベートとの両立がしやすくなることや仕事内容の満足度が上がることが要因として考えられるという。2位の「独立検討中の会社員」の満足度も49%と高く、「転職検討中の会社員」の約2倍となっている。
仕事の満足度を居住エリア別に見ると、最も高いのは「九州・沖縄」エリアで66%。「東北」エリアは「北海道」「中部」と同率で3位だった。満足度は41%で、1位とはやや差が開いた。
「ITエンジニアとして現場で評価されている人の特徴」を問う設問では、「コミュニケーション力が高い」ことが最も評価されていることがわかった(34.3%)。2位は「リーダーシップがある(31.3%)」で、対人スキルの高さが現場での評価に繋がっている。「決断力がある(28.3%)」、「マネジメント力がある(28.2%)」も上位に入っており、プロジェクトの進行能力も評価基準になっていることが読み取れる。同社は、知識や経験の豊富さ、スキルの高さもエンジニアとして外せない要素だが、本人の人間力が現場での評価を左右すると見ている。
「週1回以上利用するメディア」については、1位が「テレビ(86.4%)」となった。テレビを観ない人が増えていると言われているが、ITエンジニアにとっては現在も利用率の高いメディアであることがわかった。2位には手軽に利用できる「ニュースサイト(72.6%)」。「LINE(59.5%)」や「Twitter(38.6%)」など、SNSも積極的に利用されていた。
また、ITエンジニアが「独立していない理由」を問う設問では、1位の回答が「収入が不安定だから(26%)」。2位に「自分のスキルで通用するか分からないから(26%)」が上位を占めた。
一方、「転職・独立両方を検討している会社員」が独立しない理由の1位は「独立の方法がわからないから(28%)」。知識不足が転職・独立に踏み切れない理由になっていることが考えられるという。
同社は、調査からフリーランス・独立検討中の会社員を問わず、エージェントの重要性が浮き彫りとなったと見る。特に独立後に不安を抱えているエンジニアや独立方法が分からないエンジニアに対しては、具体的な方向性を示し支援する存在が必要であるとしている。