ヘラルボニーとコラボ！町の記憶と未来をアート暖簾に掲げる「なみえアートプロジェクト」第5弾がお披露目

　2024年3月28日（水）、一般社団法人NoMAラボ（福島県南相馬市）が「haccoba 浪江醸造所」にて、株式会社ヘラルボニー（岩手県盛岡市）とともにアート暖簾をお披露目した。お披露目されたアート暖簾は、浪江町の住民が残したい記憶と創りたい町の姿を屋外アートとして町中に掲出する「なみえアートプロジェクト『なみえの記憶・なみえの未来』」の第5弾。

福島県浪江町は、東日本大震災により全町避難を経験した町。震災以前に住んでいた住民の数は約2万1,000人だったが、現在は約2,100人となっている。「なみえアートプロジェクト『なみえの記憶・なみえの未来』」は、2022年5月にスタートしたプロジェクト。浪江町住民が残したい記憶と創りたい町の姿を、福祉を起点に新たな文化創出を目指す福祉実験カンパニー「ヘラルボニー」による屋外アートで町中に掲示するという内容だ。

アートテーマは浪江町住民により決められており、第5弾の残したい「なみえの記憶」のテーマは、春の風物詩だったお祭り「藤橋不動尊の不動市」に、「なみえの未来」のテーマは「豊かな食文化への誇り」となった。これらを受けてヘラルボニーのアーティストが制作したアートが暖簾となり、3月28日に浪江町の「haccoba 浪江醸造所」に掲げられた。

また、haccobaは同日、アートをまとった新たなお酒「Fuuu!do」を発表・販売を開始。本商品は、この一帯を長らく治めてきた相馬家の第34代当主・相馬行胤さんが営む牧場のホエイを用いたもの。ヨーグルトのような爽やかな甘酸っぱさとエルダーフラワーの華やかでフルーティーな香りが特徴的だ。また、商品はヘラルボニーのアーティスト・SATOさんが描いた「なみえの未来」のハンカチをまとっている。

【「Fuuu!do」概要】
●販売予定価格
・お酒とハンカチのセット：4,620円
・お酒のみ：2,860円
●内容量：500㎖/本
●発売期間：2024年3月～売切れしだい終了
●商品詳細：https://haccoba.com/products/fuuudo