青森産クラフトビール「津軽醸造」、5月24日にお披露目会を開催

 青森県つがる市の津軽醸造合同会社が、地元産穀物を原料に使ったクラフトビールを2026年6月に出荷開始する。4月16日に初仕込みを完了しており、5月下旬の完成を経て本格的な販売フェーズへと移行する。青森の農地で育った穀物を活かした東北発のクラフトビールとして、地域ブランドの確立と全国への発信を並行して進める。

青森産クラフトビール「津軽醸造」、5月24日にお披露目会を開催

出荷に先立ち、5月24日(日)15時から自社醸造所でお披露目イベントを開催する。事前予約は3,000円で4杯分を提供し、当日券は800円(ビール1杯またはソフトドリンク2杯)となる。完成したばかりのビールを産地の空気の中で味わえる機会として、地域内外から幅広い来場が見込まれる。

津軽醸造の大きな特徴は、原料の産地にこだわった「地域内循環型」の醸造スタイルにある。青森県産の米・小麦・そば・雑穀を積極的に採用し、2030年までに原料の30%を地元穀物でまかなう目標を掲げる。地元産を謳うだけでなく、農家と直接連携しながら安定した原料調達の仕組みを継続的に構築している点も強みだ。

同社は2025年7月設立。代表のヘインジ・クリス氏は15年以上ビール業界に携わってきた醸造家で、地元で海産物加工業を営む塩越遼太氏と共同で起業した。2025年に実施したクラウドファンディングでは全国328名から830万円以上の支援を受け、準備を進めてきた。

地方発クラフトビール競争が激化する市場で、津軽醸造は「原料から地元」という一貫した軸で独自のポジションを狙う。地域農業を巻き込みながら育てるそのビールづくりは、持続可能な地域経済のモデルとして注目される。

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