ポーラ化成工業×東北大学が挑む!境界の科学で化粧品研究を革新
化粧品などの研究や開発、生産を担うポーラ化成工業株式会社(神奈川県横浜市)と東北大学(宮城県仙台市)は、東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター内に「境界の融和」共創研究所を設置したことを発表した。化粧品研究領域では初めてとされている。
共創研究所は、東北大学が産学共創のさらなる振興や発展を目指し創設した研究所で、企業との共同研究や人材育成等の企画・実施を通じて、学内に連携拠点を構築することを目的としている。
ポーラ化成工業では、化粧品の製剤や肌の研究を強みとし、製剤が肌や環境といった境界で引き起こす相互関係に着目する。同社は、「東北大学の計測技術や分析技術を融和することで、これまでにはない新たな「境界」の研究を深めることができる」としている。そして、取り組みで得られた知見は、化粧品などの研究開発に活用していくとされる。